-report-

【すんくんの話】

卒業式の日。午前中に先輩方を見送り、午後は公園へ!黒猫の居る所へ行くと猫が倒れていた。キジトラにお腹が白い子。
明らかに様子がおかしい。手足は硬直し、動かない。呼吸はしているけどかなりヤバい状態だった。黒猫はのんびり寝てたので、急きょこの子を病院へ運ぶ事にした。事故にあったんだろうか?
誰かに蹴られたの?
病院について、見てもらう。恐らく、脳性の発作だそうだ。頭から下は、神経が切れ、痛みも感じないと言っていた。頭と胴体がくっ付いているのに、切れてしまっている状態‥‥。
緊急入院することになった。名前は公園の名前からとって『すん』ちゃん。
ちなみに♂。

毎日、お見舞いの日々になった。
24時間脳圧を下げる薬と共に栄養とビタミンを点滴、まだ目しか動かせないすんくん。でも必要に生きていました。頑張ってた。目を見ると、『生きたい!』って訴えてくる。エイズ、白血病も陰性、外傷も無い。産まれ持った持病にしては、もう1歳だから長生きすぎるらしい。
昔、事故に合い、その時頭を打ち、じわじわ影響が出た可能性、変な物を食べてしまった可能性‥‥原因の特定は難しいそうだ。
そんなすんくんは、手足に力が入った状態で硬直してしまっている。つまり、常に筋トレをMAXのパワーでし続けている状態ミ筋肉への負担は大きい。そのため筋肉に乳酸が溜まってしまう。乳酸が溜まり過ぎると筋肉がおかしくなってしまう。それはとても怖い事らしい。何故なら、心臓も筋肉だから‥‥。
乳酸が溜まり過ぎるのを抑えるため、8時間に一回筋肉の緊張を取る薬を注射する。
注射をすると少し楽になるみたいで、表情が柔らかくなり、鳴いたりする。でもこの注射は麻酔薬と同じ、やりすぎてしまえば意識がもうろうとしてしまう怖い薬だ。
なかなか、脳圧を下げる薬に反応してくれなかったすんくんだけど、入院から5日目の日、口にエサを入れてあげると、食べれるようになった!
大きな進歩だと思った。このまま回復していってほしい。回復するはずだって、思ってた。

次の日、あまり元気がなかった。
さらに次の日、ご飯をよく食べたって獣医さんが言ってた。
でも、意識レベルが上がったり下がったりの繰り返しらしい。
残念ながら、私がお見舞いに行った時は意識レベルの低い時で、ぼーっと半開きの目で空間をみつめるすんくんの瞳が、私をとらえる事はなかった。3月1日に出会ったすんくんは、午後2時15分に、虹の橋を渡ってしまいました。
首から下の全身麻痺と、懸命に闘った10日間でした。
時には回復の兆しも見せました。
きっとすんくんは神さまに好かれすぎて、早めに神さまの元へ呼ばれてしまったんだろうなぁ。
背中と尻尾に立派なキジトラ模様を持ったすんくん。
どんな気分だったんだろうなぁ。神経が切れてたから、痛みは感じないけど、結果的には苦しみを長引かせちゃったのかな?
でも、治るかもしれないのに、初めから諦めるなんて、できない。
何もしてあげられなかったけど、もし、最期に人の手の温かさを知ることができたなら、良かったなぁ。
すんくんは、たまたま出会えたけど、多くのノラ猫は人知れず、ひっそりと亡くなっていくんだろうな‥。やっぱりノラ猫は悲しすぎるよ。
すんくんはダンボール製の青に桜模様の入った棺に入り、家の早咲きの桜の花と名前は知らないけど、キレイな白い花を少し貰って一緒に入れた。
明日、焼きに行くまで、今晩は、ほぼ満開の桜の木の下で休んでてもらおう。

動物は今と言うこの瞬間を生きている。今眠たかったら寝るし、遊びたかったら遊ぶ。人みいに、未来のために今を犠牲にしたりしない。特に、ノラ猫に明日も生きている保証はどこにも無い。人も同じはずなのに、人は我慢ばっかりする。まぁ、人はどーでもいいけど。

猫は暖かいお家で、身の危険の心配なんてしないで、人に撫でられて、気持ちよさそうにゴロゴロいってる瞬間、幸せを感じてるのかな?
犬は飼い主と遊んでる時?
それとも寄り添って寝てる時?
幸せを感じてるのかな?
拾った時ガリガリだった子や瀕死だった子が、凄く穏やかな顔で里親さんの膝の上で寝てるような写真がを見ると、こっちまでスッゴく幸せな気持ちになる(^^)動物の幸せな姿は人に幸せをくれる。って事は動物が幸せに暮らせる世界こそ、人が幸せに暮らせる世界なんじゃないかなぁ?



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