【黒猫はるの話】 部活帰り、学校の目の前の横断歩道の真ん中に横たわる黒いかたまり・・・ 嫌な予感、、、見事に的中。チャリの友達が「キャー！猫が死んでる！！」と叫んだ。 急いでかけよった 猫は生きていた！頭を持ち上げ真ん丸い目を見開いて助けを求めていた 『生きたい』 確かにはっきりと、そう伝わってきた。 塀の上からそっくりな黒猫が心配そうに見ている・・。 兄弟だろうか・・。 そっと抱き上げ病院へ運ぶ。 この子は大丈夫、あなたも元気でね。 心の中で塀の上の猫に語りかける。 やりきれない思いになる・・・でも今すべきは、この子を助けること。 レントゲンを撮ると右半分のあばら骨が全て折れていた。 医者は安楽死をすすめてくる。 全部折れてるから固定できない、ノラ猫だし・・・と言う。 ノラ猫だからなんなんだ！私が責任を持つ。何とかして助けて欲しいと伝えた。 栄養価の高い食事と暖かい環境で、奇跡的にも骨は元の位置に戻ってくれた。 よかった。。。 家に来た黒猫をはると名づけた。１才程 さすが純ノラ猫！！触れない。近づけない。うなるし、ひっかくし。 さぁ、困った。 ところが心配とは裏腹に２週間程で人に慣れてくれた。 しかし、問題はまだある。先住猫と仲良くできないのだ。 すぐはるが喧嘩をふっかけてしまう・・・。 まぁノラはそうでもしなけりゃ生きていけないのだろう。 あぁ困った・・・。 もう１つ 窓のそとを見ながら鳴くのだ、悲しそうに、まるであの時別れた兄弟を呼ぶかのように・・・。 『どこにいるの？ぼくはここだよ。あいたいよぉ。』 あの兄弟が唯一心を許した仲間なんだろう。。 ごめんね。やるせなさに押しつぶされそうだ・・。 そんな時、子猫を拾った。この子猫の話は長くなるので後ほど機会があったら。 試しにはると合わせてみた。 いきなり飛びついて攻撃・・・。こりゃだめだ。でもあきらめず、少しずつ合わせると５日ほどで攻撃しなくなった。去勢手術もした。 そこからは急展開だった。 あんなに鳴いていたのがうそのように静かになり あんなに警戒していたのがうそのように子猫ラブになった。 学校から帰りこの二匹が写真のように寝ていたのを見たとき、思わず涙がこぼれた。 現在二匹セットでとてもいいリッチな里親さんが引き取ってくださった。 玉の輿である。。。 今も二匹仲良くくらしています。 半年後、あの時塀の上にいた黒猫を見かけた ボロボロで、しっぽは途中でちぎれ、骨が見えていた・・・。 ノラ猫は悲しすぎる。 この件で私がとても怒りを感じたことがある 何故 はるを跳ねた人は助けなかったのか！ 何故 多くの生徒、先生、道行く人たちは見てみぬ振りをしたのか！横断歩道のど真ん中にいて気づかないはずがない！ 何故 ？？？？？？？ ふざけるな！命をなんだと思ってるんだ！ その人たちはもしかしたらやさしい人かもしれない、勇気が無いだけかもしれない でも 何もしなければ、いい人もくそもない。 偽善者だといわれたって 行動しなきゃ意味が無いと思う。 思ってるだけじゃ・・・・・・・。 はるといちごが家に居た時の写メはトップの奴だよ☆最近里親さんから来た写メは写真のとこにはっときます ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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