-report-

【ぶー*ふー*うーの話】
ぶー*ふー*うーの話

去年の夏────

野良猫に餌をあげてる老夫婦がいる。とっても優しい2人。窓は常に開いていて、猫は出入り自由。その半野良猫の数、約30匹────

老夫婦は2人とも70才をとっくに越している。生々しい戦争中の話をしてくれる。
半野良猫は増える一方。ケンカでボロボロの子も沢山いる。少しでも環境を良くしたい。出来れば、全員避妊、去勢手術をしたい。しかし、一匹手術するのに5000円〜20000円はかかってしまう。そんなにお金がない‥。しかし、半野良猫だけあって、近づくと逃げる子、威嚇する子も多い。
たとえ、お金があっても、捕獲出来ない。

夏、出産シーズンを迎えた。お腹の大きい子が2匹。子猫がある程度大きくなったら、里子に出したい。こんな所で一生を終えて欲しくない。これ以上増えてほしくない。
そんな事を考えていたある日、突然おいちゃんから電話が入った。
母猫が、子猫を出産したが、あちこちらで産み捨てて寄り付かないと言う。子猫を探したが、3匹しか見つからなかったそうだ。
何故世話をしないんだろう?理由は分からない。でもとにかく、子猫をなんとかしないと死んでしまう。急いで粉ミルクを持っておいちゃん家へ向かう。ほ乳瓶が無かった‥‥
子猫を見ると、まだへそのうが付いている。ちっちゃい。粉ミルクを溶いて小さじであげる。やっぱりあげにくい。あまり飲ませてあげられなかった。
次の日、ほ乳瓶を持って子猫の元へ。
3匹とも飲んでくれた。でも元気がない。このまま家に持ち帰ってつきっきりで世話をしたい。でも、明日から合宿‥‥。母は泊まりで居ない‥。
急きょ獣医さんに入院させてもらう事に。とっくに診療時間を過ぎているのに、優しい獣医さん。こさめを拾った時もお世話になった。飼い方について教えてくれたうえ、拾った犬だから、と初診をタダで見てくれた。
獣医さんにみせると、小さすぎる、育つ確率は低いけど、頑張ってみますと言ってくれた。
あとは子猫たちの生命力を信じるだけ───



合宿は携帯禁止。三泊四日して帰る。すぐに獣医さんに電話した。

獣医さんの口から出てきた言葉は、私の期待した言葉ではなかった。
やはり栄養不足。
また自分の力不足を実感させられた。
生後3日の事だった。
3日間の生涯。子猫たちは必死に生きた。その必死さに答えてあげられなかった。
泊まり込みで世話をしてあげればよかった。



ぶー、ふー、うーの名前はおばあちゃんが決めてくれた。由来は不明。
3匹の写メも載せときます。



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