イヴリン・ネスビット



イヴリン・ネスビット(Evelyn Nesbit 1884年12月25日生)
 [アメリカ・女優]


 ペンシルベニア州タレントゥム生まれ。8歳のとき、父を亡くした。15歳で母とニューヨークに出て、写真家や彫刻家のモデルとなる。1901年には雑誌『コリアーズ・ウィークリー』の表紙を飾り、ニューヨークの舞台にも出演するようになっていた。ブロードウェイの人気スターだったジョン・バリモアと交際し、その後も多くの著名人と浮名を流した。新進の建築家スタンフォード・ホワイト(当時47歳)と出会うと、ホワイトはイヴリンを贅沢な贈り物でもてなし、マンハッタンに構えた「赤ベルベットのアパート」で裸の彼女を住まわせていたという。イヴリンはホワイトがなかなか結婚を申し込まないことに痺れを切らし、母の勧めもあって鉄道社主の御曹司の富豪ハリー・ソウに近づき、50ドル紙幣の包装紙で包んだバラの花束を届けさせていた。

 1905年4月にイヴリンはソウと結婚したが、その後もホワイトとの関係は続き、そのことが悲劇を招くこととなる。翌1906年6月、マディソン・スクエア・ガーデンの屋上劇場の客席テーブルでソウがホワイトを射殺。劇場は皮肉にもホワイトが設計したものであった。ソウは精神錯乱として精神病院に入れられ、1916年にイヴリンはソウと離婚した。事件後はヴォードヴィルに出演し無声映画の女優となるが役に恵まれず、ナイトクラブの経営に乗り出すも倒産。貧困のなかで1922年と1926年にクレゾールを飲んで服毒自殺を試みたが、2度とも死ねなかった。

 1955年には映画『赤ベルベットの部屋の女』が作られた。その後、イヴリンは孫たちに囲まれて暮らし、1967年1月17日にカリフォルニア州サンタモニカの特別養護老人ホームで亡くなっている。82歳だった。カリフォルニア州カルバーシティの聖十字墓地に埋葬されている。


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