吾妻ひでお


吾妻ひでお

吾妻ひでお(あづまひでお 1950年2月6日生)
 [漫画家]


 北海道出身。1969年、『月刊まんが王』(秋田書店)12月号掲載の『リングサイド・クレイジー』でデビュー。以後、SF・ナンセンス色の強い作風で徐々に人気をえる。『週刊少年チャンピオン』で当時流行していたハレンチコメディ路線の『ふたりと5人』(1972〜1976年)を連載し、それなりにヒットする。同連載が終了したのち、マイナー誌等でSF・ロリコン・ナンセンスの要素をふんだんに湛えたマニアックな作品を続々と発表し、「吾妻ブーム」が起こった。 1978年に発表した『不条理日記』は翌1979年に日本SF大会で星雲賞(コミック部門)を受賞、「不条理漫画」というジャンルの開拓者とみなされている。1979年、日本初のロリコン同人誌『シベール』に作品を発表。自販機本(ビニール本・エロ本)などにもロリコンマンガを発表した。当時、メジャー誌出身の漫画家が同人誌やエロ本に描くことはきわめて異例だった。

 1985年ごろから低迷期に入り、一日中酒を飲んでは寝るという生活を繰り返しているうちに鬱病が重くなっていった。1989年11月、どこか人のいない所で死のうと思い立ち、最後の酒を飲んで酔っている内に山の斜面を利用した首吊りを試みたが、そのまま寝てしまったため失敗。そのまま埼玉県入間市の雑木林でホームレス生活を始めたが、翌1990年2月、深夜に駅前でシケモクを拾っていたとき、警官に発見・保護された。

 1998年春頃から重症のアルコール依存症を患い、しだいに奇行が多くなり、再び自殺未遂なども行う様になり、同年12月25日、家族によって三鷹市の某病院に強制入院させられる。1999年春、三ヶ月の治療プログラムを終了して退院。2005年3月、自らの体験を描いた『失踪日記』を出版。出版とともに各メディアで話題となり、第34回日本漫画家協会賞大賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第10回手塚治虫文化賞マンガ大賞、第37回日本SF大会星雲賞ノンフィクション部門を受賞した。


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