放射性物質で被曝死

 1987年9月13日、ブラジル・ゴイアニアの廃病院に放置されていたセシウム137入りの放射線照射装置を、ゴミ漁りをしていた二人の男性が見つけ家に持ち帰った。彼らは照射装置の中から青白く光る不思議な粉を見付け、それを取り出して友人などに見せたり配ったりなどし、解体した照射装置はクズ屋に売却した。

 その結果、セシウム137が周辺地区に拡散し汚染され、住民250名が被曝してしまった。物珍しさから「光る粉」を体に塗ったり飲んだりした4人が死亡し、壊死により腕や脚を切断した者も数人いたという。

 また1962年メキシコで、前の居住者が遺棄したコバルト60に子供が接触、父親以外の一家全員が死亡するという事故も起きている。


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